俺の名は山鹿善行。自分でいうのもなんだが、かなり有能な弁護士だ。 逆転無罪―この輝ける戦歴を残せるのは、世間広しといえ俺の他にそうはいない。ある日、俺のもとに、1本の電話があった。 かけてきたのは水澄雪奈。可愛くて、優しい、俺の幼なじみだ。だが―。 あろうことか、その雪奈に殺人の嫌疑がかかっているという。どこのどいつだ? そんなタワケたことをぬかすのは!? 雪奈を悲しませる奴は、泣いてごめんなさいというまで後悔させてやる。この裁判、何がなんでも奪うぜ、逆転無罪っ!! 第2回富士見ヤングミステリー大賞準入選作。
感想
ゲームの逆転裁判等が好きなら、この作品はお勧めできる。但し、主人公が相手の検事だとかそういった面々を見下しているので、そういうのが嫌いな人はやめた方がいい。
ストーリー的には完全に予定調和の範囲内で、あっと驚くようなものは何もなし。最後の強引なアレを受け入れられるかどうかは別にして、中盤まではまあまあいい展開だったように思う。舞台が法廷ということもあり、口頭での言い合いがメインであり、そこで矛盾を指摘したり、心理戦を展開したりする。それは楽しめたので俺は満足している。